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商船三井近海、新来島どっく共同開発

貨物の結露防止装置

当社は、鋼材製品の海上輸送に伴う結露・発錆ダメージを防止する装置、「貨物の結露防止装置」を株式会社新来島どっくと共同で開発し、特許(特許登録:第3678713号)を取得しました。

結露防止装置の写真:ヒーターを通して温風を送風
ヒーターを通して温風を送風
結露防止装置の写真:ホールド内の吹き出し口
ホールド内の吹き出し口

結露防止装置の写真:温 風 循 環 図
温 風 循 環 図

同装置は貨物船のホールド内に温風を吹き込み、強制的に鋼材の表面温度を上げることにより、揚げ荷港の外気露点温度との温度差解消を図り、ハッチカバー解放後に発生する結露(飽和水蒸気の発生、水滴の付着)を防止します。

除湿機とメカニカルベンチレーターの従来システムでは、航海中に発生する結露は防止できましたが、揚げ荷役時に鋼材が高温多湿な外気と接触することにより発生する結露には効果がなく、発錆による品質低下を招いていました。近年、日本から中国、東南アジア各国に輸出される鋼材は、家電、自動車部品用の「高品質鋼材」が多くなってきたため、輸送時の品質維持並びに加工時の歩留まり向上が課題となっていました。それらの要望に応えるため同装置の開発を進めてきました。

「貨物の結露防止装置」の設置は鋼材製品の包装・梱包を簡素化、また加工時の歩留まり向上を可能とするため、環境、資源保護の観点からも有用です。

当社は新造貨物船(二層甲板船)に順次同装置の設置を進め、現在既に15隻が就航、今後建造される9隻へも設置を予定しています。(2010年2月1日現在)

当社:海技・安全グループ
TEL:03-3587-6014、 FAX:03-3587-6021
E-mail mkmas@mokinkai.com
株式会社新来島どっく 基本設計部
開発・知財チーム
TEL:0898-36-5509、 FAX:0898-36-5607
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「バラスト水処理システム」を新造船に装備

当社は2010年度に就航する新造船3隻に「バラスト水処理システム」を標準仕様として装備することを決定しました。

 船体の安定のために船底へ入れるバラスト水については、取り込まれる際に海中に依存する水生生物が船舶の航行に伴い遠方の地域まで運ばれ、本来の生息地ではない場所で排出されることによる生態系への悪影響が懸念されています。これを防止することを目的として、”International Convention for the Control and Management of Ships' Ballast Water and Sediments,2004"(バラスト水管理条約)が2004年2月、国際海事機関(IMO)において採択されました。
 他国の管轄区域を航行する船舶に対し、バラスト水管理(バラスト水の洋上交換または処理)を実施することなどを求める同条約は、現時点で未発効です。しかしながら当社では本システム採用を、MOLグループの企業理念の一つである「海洋・地域環境の保全」に沿った取り組みの一つと考え、同条約の発効に先駆けて決定しました。

    今回当社が採用するシステムは、スウェーデンのアルファラバル社製です。
  • ①コンパクトな構造で近海船の狭い機関室にも設置できる
  • ②光触媒方式の処理で環境に配慮している
  • ③装置使用時の乗組員への負担が軽微である
ことなどを評価しました。

2011年度以降の竣工船及び既存船への装備については、今後開発される新方式も含めて、引き続き検討を重ねていく予定です。

商船三井近海株式会社 海技・安全グループ 稲葉潔、渡邊茂
TEL:03-3587-6014  FAX:03-3587-6021
E-mail mkmas@mokinkai.com
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